VOVリフトは、一般的なスレッドリフト(糸リフト)とは素材の異なる糸「VOVリフト・プレミアム」を用いる切らないフェイスリフトです。現在主流となっている一般的な吸収性スレッドリフトは「PDO(ポリジオキサノン)」や「PLLA(ポリ-L乳酸)」素材でできていますが、VOVリフトはそれらとは異なるPCL(ポリカプロラクトン)という素材で作られています。
特徴1
従来の糸の持続期間が1年~1年半ほどだったのに比べ、VOVリフト(PCL)は2年以上と長期的な効果を期待できます。
特徴2
VOVリフト(PCL)にはコラーゲン新生作用が認められており、挿入部位周囲に効果的な若返り効果が期待できます。
特徴3
糸とコグ(棘のような突起物)は特許技術による圧縮製法で成形されており、最大限に高められた固定強度を発揮するため、顔のたるみをしっかりリフトアップできます。
特徴4
VOVリフト(PCL)はPDOやPLAに比べ柔らかいため、フェイスラインなどのカーブに沿いやすく表情を動かしたときにも自然に馴染みます。
・医薬品医療機器等法上の承認:未承認
・米国FDA認可取得、韓国のMFDS(旧KFDA)認可取得、欧州CEマークを取得
・入手経路:PRSS japan社より輸入
一般的なスレッドリフト | 他社製品 | 他社製品 | VOVリフト |
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素材 | PDO(ポリジオキサノン) | PLLA(ポリ-L乳酸) | PCL(ポリカプロラクトン) |
素材の特徴 | • 医療用の縫合糸 • 分解速度が速い |
• コラーゲン新生作用 • 硬めの性質 • FDA承認 |
• コラーゲン新生作用 • 柔らかくしなやか • CEマーク認証/FDA承認 |
効果の持続期間 | 6~8か月 | 12~18ヶ月 | 24~36ヶ月 |
糸の柔軟性 | 〇 | △ | ◎ |
施術後の痛み | 〇 | △ | ◎ |
けん引力 | 〇 | ◎ | ◎ |
・痛みを軽減するための麻酔クリーム(表面麻酔)を使用しますが、局所麻酔の注射時に
痛みがあります。
・局所麻酔の効果により、まれに目元や口元が動かしにくい状態になることがありますが、
麻酔の効果が切れることで解消します。
・施術部位を清潔に保つため、挿入部位の毛髪を一部カットさせていただく場合があります。
・挿入部位に18G針による傷跡が生じますが、1週間程度で目立たなくなります。その間は
美容室での髪染め等は避けてください。
・施術中は、局所麻酔が効いていますが、糸を挿入した際にグイっと挿入される感覚があります。
・後戻りを考慮して強めに引き上げるため、施術部位に糸のライン上の凹みが生じる場合が
ありますが、VOVリフトは柔らかい糸でできているため1週間から2週間程度で軽減します。
・1週間程度挿入部位に痛みが生じる場合があります。
・糸を挿入することで皮膚にツッパリ感や顔が引っ張られる感覚が生じます。
・強いツッパリ感や引っ張られる感覚は1週間から2週間程度で軽減します。
・挿入する糸の本数と局所麻酔の注入量に相応して腫れが出やすい傾向があります。
・2カ月程度でVOVリフトの周囲にコラーゲンが増生し、コグ(棘のような突起物)による
固定がより安定します。それまでは、大口を開けるような行為、歯科医院での歯の治療や、
顔・頭皮のマッサージ等は避けてください。
・ダブロや医療ハイフ(HIFU)などのHIFU(高密度焦点式超音波)施術と併用すると、相乗効果で
よりリフトアップを望めます。その場合は、VOVリフト施術1週間前を目安に行います。
・効果には個人差があります。
□過去に同様の施術を受けてアレルギー反応が出たことがある方
□強い金属アレルギーがある方
□キシロカイン、麻酔アレルギーがある方
□施術部位における活動性感染症や炎症がある方
□HIV、狼瘡、肝炎、強皮症などの自己免疫疾患のある方
□体調不良または治療中の重度の疾患がある方
□感染症等に罹患している方
□妊娠中または妊娠を予定している方
□授乳中の方
□施術後の経過診察のための再診に来院できない方 等
下記の病気や症状がある方、下記薬剤を使用中の方は医師の判断によって施術が受けられない場合があります。
□てんかん発作
□ケロイド、瘢痕体質
□免疫抑制剤
□ステロイド製剤
□全身状態不良
□糖尿病等の慢性疾患
□抗凝固剤・抗血小板剤
□抗不整脈薬
□他の美容施術を受けている 等
・赤み、刺激感、しびれ感、痛みの発現・持続
・浮腫・部分的な腫れの発現・持続
・内出血、内出血後の赤み青みの発現・持続
・しこり、しこり感の発現・持続
・炎症、感染、アレルギー反応等による発赤・腫脹・疼痛の発現・持続
・皮膚のツッパリ感、顔の引っ張られる感覚、開口時違和感の発現・持続
・後戻りを考慮して強めに引き上げるため、施術直後はひきつるような感覚、
糸ラインに沿った凹み等が生じる場合があります。
・施術に伴う上記以外の経過反応の発現・持続 等