眼瞼下垂手術 ~重い眠そうな目を大きく開きやすくする手術~
眼瞼下垂とは
生まれつき、老化、あるいは長期のコンタクトレンズ装着などの原因で、まぶたの開きが弱く開きにくくなった状態を眼瞼下垂(がんけんかすい)と呼びます。
正常な上まぶたでは、①脂肪 ②まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋) ③上まぶた(瞼板)は、一塊として互いに強固につながり合って動く状態ですが、眼瞼挙筋腱膜がゆるんだり部分的に断裂がおこると、①脂肪 ②まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)は後ろへ引っ張られるかたちで後退し、その隙間に眼の上の皮膚組織が落ち込み、窪みが生じます。③上まぶた(瞼板)はゆるんで下に垂れて上まぶたが開けにくくなり、筋肉とまぶたの連結がゆるんで筋肉の力がまぶたに上手く伝わらなくなります。
眼瞼下垂によくみられる症状とは
1. 額の筋肉の力を借りて目を開けることになるため額にしわができる。
2. 目を開けようとすると眉が上がる。
3. 黒目の上方がハッキリ見えず隠れる。
4. 眠そうな目に見られる
5. 目力がない。
6. 二重の幅が広がる。
7. 上まぶたに窪みがみられる。
眼瞼下垂の種類
先天性眼瞼下垂 |
・単純性眼瞼下垂 |
・眼瞼縮小症候群など |
生まれつきの眼瞼下垂 |
・動眼神経麻痺 |
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・腱膜性眼瞼下垂 |
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後天性眼瞼下垂 |
・老人性眼瞼下垂 |
・コンタクトレンズ性眼瞼下垂 |
生まれたときは普通だったが、 |
・動眼神経麻痺 |
・内眼術後眼瞼下垂 |
・外眼筋ミオパチー |
・重傷筋無力症 |
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・外傷性眼瞼下垂 |
・Horner症候群など |
正常な開眼
黒目全体の80%ほど露出し、瞳孔は100%露出している状態。
軽度下垂
黒目の上方が隠れ、瞳孔に少しかかる状態。
中等度下垂
黒目の上方が隠れ、瞳孔中央近くまで下がった状態。
強度下垂
黒目が半分以上隠れ、瞳孔中央を超えて更に下がった状態。
眼瞼下垂の治療法
眼瞼下垂の治療は、まぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)とまぶた(瞼板)の間のゆるんだ連結を修復することです。方法は、二つに分かれます。
ひとつは従来からの「切る手術」で、上まぶたの皮膚を切開して、ゆるんだ挙筋腱膜を確認して引っ張り出し、瞼板に縫い付ける方法です。「腱膜前転法」「挙筋短縮法」といいます。
もうひとつは、Sonoメディカル美容&ヘルスケアクリニックで行う最新の「切らない手術」で、皮膚を切開することなく、上まぶたの裏(結膜)側からまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)とまぶた(瞼板)の間に糸をかけて縮める方法です。「タッキング法」といいます。
タッキング法(経結膜法)
従来法とSonoメディカル美容&ヘルスケアクリニックの最新治療 ~タッキング法~
まぶたの裏側から手術をするため、顔の表面に一切傷をつけません。
従来法は表から皮膚を切開することで、まぶたに傷跡が残る・術後にまぶたが腫れる・抜糸まで外出できない・不自然な二重になってしまうといった難点がありました。
Sonoメディカル美容&ヘルスケアクリニックの最新治療は、習熟した技術の眼科専門医が、皮膚を切らずに瞼の裏側から糸で眼瞼挙筋を縮める「タッキング法」にてまぶたの開きを改善します。
まぶたの裏側に細い糸を埋めることよって、まぶたの裏側の結膜とそれにくっついているまぶたを持ち上げる筋肉(眼瞼挙筋)を縫い縮めます。
切らないから傷あとも腫れもなく自然なパッチリ目を実現します。
術直後からお化粧もでき翌日からの仕事も可能です。
Sonoメディカル美容&ヘルスケアクリニックの最新「タッキング法」の特徴
特徴1
皮膚を切らずに、上まぶたの裏側から(経結膜法)で行うため一切傷をつけません。
特徴2
切らないから傷あとも腫れもなく翌日から仕事も可能です。
特徴3
従来の切開法ですと二重まぶたを作ることになります。
「タッキング法」では、切らないから一重の人は一重のまま、二重の人は二重のまま自然なパッチリ目になります。
特徴4
目の開きが良くなることで、眉毛を上げる癖がなくなり、額のシワも改善します。
特徴5
黒目の見える範囲が大きくなることで目がパッチリ大きくなり、目ヂカラがUPします。
特徴6
視界が広くなるため、眼精疲労や肩こりが軽減します。
特徴7
上まぶたのくぼみが改善し、若々しい張りのある上まぶたになります。
こんな方におすすめ
・ 目の開きが悪く、視界が悪い方
・ 黒目を大きく見せて、見た目の印象を変えたい方
・ 傷がつかない方法で、治療をしたい方
・ 眠そうな目と言われたことがある
・ どうしても切りたくない方
・ 下垂が軽度で、健康保険での「切る手術」の適応がないと判定された方
「眼瞼下垂タッキング法」を行う際に重要となるデザインと技術
「眼瞼下垂タッキング法」は、上まぶた(瞼板)のどこに糸を通すかによって、仕上がりの目の開きの大きさや、開いたときの目の形が変わってしまうため、デザインと技術力がとても重要となります。
1)よくみかける失敗 : 開きすぎる目
未熟なドクターが起こしやすい失敗は、患者さんの年齢や希望を考えずに、目の開きをやたらと強くしてしまうことです。まぶたが閉じにくくなり、ドライアイを招くこともあります。
2)よくみかける失敗 : つり目
まぶたの外側ばかりが上がって内側が上がっていない状態を指します。
まぶたを持ち上げる筋肉は、内側が弱く外側が強いこと、縫合固定する上まぶた(瞼板)も外側は厚くてしっかりしていることなどから、手術をする際にまぶたの外側の開きを強くしがちになる傾向があります。
それらの知識を持ち合わせないドクターが施術をすると、つり目に仕上がってしまいます。
また、目を開けた時の黒目の中心と、目を閉じた時のまぶたの中央は同じ位置ではありません。
黒目の中心の方が内側(鼻寄り)にあります。
目を閉じた状態で、まぶたの中央にピークを作ると外側がつり上がった形になってしまいます。
Sonoメディカル美容&ヘルスケアクリニックでは、習熟した技術と知識の「眼科専門医」が手術を行うため、自然な仕上がりの上、目のことを知り尽くしているため安心安全です。
施術の流れ
- カウンセリング・診察
- 経験豊かな「眼科専門医」がまぶたの状態を診察し、ご希望の仕上りや手術方法についてなど
細かくカウンセリングを行います。心配な点や分からないことなど何でもご相談ください。
- 施術
- 局所麻酔後、まぶたの開き具合を確認しながら行ないます。治療時間は約15分~30分です。
- 施術後
- 術後、腫れ防止のため少し冷やして10分~15分休憩していただきます。
洗顔・メイクは当日から可能です。
- アフターケア
- 1週間後に検診にご来院いただきます。
施術について
15分~30分程度
2~3日程度、軽い「ころつき感」がある場合があります。
当院が処方する目薬をご使用ください。
ごく軽度の腫れが2~3日程度出る場合があります。
当院が処方する腫れ止めのお薬をお飲み下さい。
稀に粘膜側に出現することがあります。個人差があります。
内出血が出てしまった場合でも粘膜側にとどまるため軽い「ころつき感」がでる程度です。
当院が処方する目薬をご使用ください。
1週間後に経過診察
洗顔・お化粧は当日から可能です。コンタクトレンズは当日から着用できます。
手術部位は触ったり強くこすらないようにしてください。術後1週間ほど目やにが増えますが問題ございません。
当日は、シャワーが可能です。入浴はお控えください。
身体を温めますと腫れの原因になりますので、術後2~3日は長風呂、サウナ等はお控えください。
組み合わせると効果的な施術
フラクショナルRF 「RFビバ」
3Dリフト 「アイブロウリフト」
W-PRP療法
よくある質問
多少の腫れ感が出る可能性がありますので可能な限り翌日以降にしてください。
合併症について
ごくまれに、術後、麻酔が切れてくるころから、「痛み」や「ころつき感」を訴える方がいらっしゃいます。
「痛み」が強い場合は、いったん糸を外し、少しずらした位置で糸を掛けなおすことで解消します。
「ころつき感」の場合は、粘膜に軽い凹凸が生じることや、粘膜下での内出血が原因のことが多いですが、これらは数日で粘膜が正常に戻り、改善します。